こんにちわ。
血流って流す努力も大事だが、増やす努力したほうが早いんじゃない?
ってこの頃思っている吉川です。
当院でも水素水を使おうと今色々動いているわけなのですが、これまたいろんな会社があって選択肢が多いですね( ゚Д゚)
もちろんどこでもいいってわけではありませんから鋭意選択中なのですが、、、
水素水の効果についてはまた今度ブログにしますね!とても興味深い成分があるのでこちらもご紹介したいと思います!
さて今回のお題は「最悪を知る」
この話をブログにしようと思ったあるエピソードがあります。
Tさんの涙
私、いや私達夫婦がまだ付き合ってた頃からお世話になった人Tさんのお話です。
もう12年以上の付き合いとなりもちろん私たちの結婚式にも招待させていただきました。
Tさんは私達より一回り年上なのですが、とても親身になってお話を聞いてくださいますし、昔からよく相談役としてお世話になりました。そしてなによりTHE仕事人間って人です。
年がら年中仕事をしている人でしたし、性格もあってか非常に活発な人でした。
しかし子供が生まれて何年かしてTさんのご両親が体に不調を訴えて来院してくれました。
もちろんご両親の施術はばっちり期待に応えれたのですが、気になったことがありました。
Tさん痩せすぎじゃない?
もともとやせ型の体質だったため気にしないようにしましたがそれでも、だれが見ても痩せすぎていたのです。
施術中だったのでしっかりとした対応はできませんでしたが脈診をし、脾胃の反応と血液が不足していることがわかったため簡単な灸で応戦しました。
そのときはああ疲れてるんだなと思っていたくらいで最初接したのですが、どうも気になる脈拍でした。なんといえばいいのかわからない感覚だったのを鮮明に覚えています。
それから一年ほどたったある日
急に嫁さんからメールがきました
「Tさん入院するってよ」
最初なんかの映画のことかと思いましたが、ふと我に返りました
前回の不安が的中したといいますか、まさかと同時にやっぱりと思ってしまう自分がいました。
しばらくICU(集中治療室)に入っていたそうで、そんなに悪かったのかと少し後悔が頭をよぎります。
それから数週間後にICUを出たと報告があり、仕事の都合をつけてお見舞いに行かせていただき、面会の時間を作ってもらいました。
ひさしぶりに顔を見ましたので懐かしさが最初感じていましたが、それどころではありません。すぐに容態を聞きました
すると過労によるものが主ではあるものの糖尿病になっていると診断されたようです。
病院に運ばれた際は意識が朦朧としてはっきり覚えていないようでした。
看護婦さんに聞いたところ「今生きているのが不思議な状態ですよ」と言っていたほど容態は良くなかったようです。
もちろん身体も痩せていました。むしろガリガリと表現したほうが分かりやすいかもしれません。
ベッドに横たわるTさんとしばらく内輪話、今後の仕事の話などしていました。
すると突然Tさんがボロボロ泣き始めたのです
それは悔しさの涙だったのです。
なんでもTさんは分かりやすくいえば意地っ張り。自分はなんとかなるとずっと思っていたそうです。
ですが数か月前から体重がガタっと落ち、さすがに自分でも異変だと察していたそうです。
自分に何かあると悟ったのですが病院に行く恐怖が先行し、なんとかなるとずっと仕事形態も変えずそのまま働き続けたのです。
周りからは口うるさく言われたそうです。早く病院に行けと。
見るだけでも日に日に痩せていく体形だったそうで常に心配をかけていたと。
今回倒れて運ばれたが命の大切さに気付き、周囲の方々にも大変迷惑をかけた。そんな思いで涙したのです。
長い付き合いですが人前で涙を流す人ではありません。そのことは重々分かっていましたが実際にTさんの涙を前にするとなにも言葉が出てきませんでした。
私たち夫婦はただただTさんの話をウンウンと聞いていることしかできなかったのです。
そしてTさんは泣きながらこう呟きました
「これからは健康第一で仕事をしようと思う。悪くなってからだから遅いけどこの命があっただけでも儲けものだと思ってこれからがんばるわ。どれだけお金を仕事で貯めても死んだら意味ないもんね」
Tさんの最悪を知るということは生と死を実感できたこと。
日頃仕事で忙しく動いていてはどうしても生きることと死ぬことについて考える時間はありません。
Tさんにとってこの二つを感じれたことは今後のTさんの人生でも貴重なものになったのではないだろうか
最悪を先に意識できるか、最悪になってから気づくか。おそらく人間の大半は後者であると思います。
ですがTさんの場合これからは糖尿病との闘いが始まります。しかし先に身体のことを少しでも意識的に休養できていたらきっとここまではいかなかったと思います。
学校のテストと同じです。追いつめられて一夜漬けで勉強するか、日々テストを意識して勉強できるか。
結果はみなさんわかりますよね?
病気の最悪は死です。
これだけを伝えて今回のブログを終わろうと思います。