こんにちわ!2月も下旬。ようやく暖かくなってきましたね!
この時期になるとこのあたりで有名なのが国府宮の裸祭りです。
寒空の中、屈強な男たちがふんどし一丁になり寒の終わりを告げるようなお祭りです。
毎年「なおい」を頂くのですが今年は縁がなく入手できませんでした><
不思議なことにこのお祭りが終わると温かくなってくるんですよね!
しかし、残念なことにこの時期になると私の周りで猛威を奮うのが花粉です・・・
以前ブログにも書かせてもらった肺経のツボを刺激して予防しているのですが、今年は大丈夫かと毎年不安になってきます。
今年はいつも以上に灸を念入りにやりましたから結果を期待しているのですが、はたして結果は如何に・・・
さて先日患者さんと話題になったことをブログに挙げようと思います。
今回のテーマは「欲」です。
人間は欲望の動物です。ですがそれゆえにここまで発展した生き物だと私は考えています。
ですが欲望はキリがありません。
例えば「一億円あったらいいな」「あんな豪華な家に住んでみたい」「あのかわいい彼女とお付き合いしたい」「大統領になりたい」などいくらでも言おうと思えば言えます。
医療という観点で人間の欲について考えようと思います。
私にも師匠と呼ぶべき目標となる先生がいます。
いずれああなりたい、あんな治療がしてみたいと、まあ目標があるだけでも幸せなのかしれませんが。。
ですがこの欲失くして成長はできません。
ここまででいいや、このくらいやれればまあいっかと言ってしまえばそこでおしまいです。
欲とは言わば人間の成長剤のようなものなのかもしれませんね。
しかし欲に飲み込まれてしまう人も少なからずいます。
具体例は強盗や痴漢、とまあ犯罪関係を想像すればおのずと出てくると思います。
これらも悲しいかな、良い欲の延長線なのかもしれないですね
欲望をコントロールする。これは人間にとって一番難しことなのかもしれません。
ホームページのプロフィールなどにも記載しましたが、私は以前の接骨院で働いていた時代では云わばマッサージ屋さんでした。
いかに強く揉むか、いかに刺激的な手技ができるかなどを意識していたと思いました。
もちろんそれで満足してもらえた患者さんもいます。変な話救われたと思ってくれた患者さんもいると思います。
ですが私はその環境に妙な苛立ち、違和感をずっと覚えていました。
もちろんスタッフとは今でも繋がりがあるし、情報も交換しています。かけがえのない宝になりました。
またその時代から今でもご縁ある患者さんもいます。とてもありがたいことです。
これらを書き出すと長くなるので詳しくは過去のブログやプロフィールをご参照ください笑
さて本題です!
人の体を触っているとよく分かるのが人の肌、筋肉には①「触ってほしいところ」と②「身体が求めているところ」が存在します。
同じような表現でもこのふたつは意味が違います。
緊張を解くためのリラクゼーション目的で①の部分に触ることもありますが基本われわれが真に追うべきなのは②です。
ちなみに昔の私は前述したように①ばかり追っていました。
①のように触ってほしいところに問題があると思ってそう施術していました。ですが私は気づいてしまったのです。
自分の身体は自分が一番よくわかっていない。ということに
これってほかにも言えることであって、例えば自分の性格は自分ではよくわからない。だって世の中って自分が普通なんですもの。
他にもことわざで言えば医者の医者という言葉であったり医者の不養生とも言ったりします。
そうなんです。自分の身体って自分ではよくわからないんです。
医療関係者の人たちでも自分がわかっていないのに一般の方がわかるわけないですよね(笑)
ですが①は今回のテーマである欲と深くかかわりがあるのです。
昔私も一生懸命して分かったことが、人間には「もっともっと欲」が存在するということです。
例えば今日とても肩がコったから3の力で揉みます。
すると次に来るときには3がその人にとって普通の強さになります。すると3の次に肩がコったと思えば4になり、5になり、6になり・・・
そう無限にループするのです。
もちろんリラクゼーションの観点でそれらを満足させることに否定はありませんが、これは私がやりたい治療ではないのです。
このループが起こるとなにが人体へ影響を与えるか。。。
それは自律神経です。
肌、筋肉から強い刺激を受けたいと思うほどにそれらは神経を侵します。すると波の波長で言えば自分で荒波を作っているのと同じなのです。
自律神経が刺激を求めて興奮していると強い刺激を身体の至ることに「欲」として発信します。
例えば辛い物を必要以上に欲しがったり、非常に怒りっぽくなる気性にもなりやすいです。
また自律神経は脊柱(背骨)にも影響を与え間隔を狭くし、猫背を作ったりといわゆる良くないことが身体の表面でも起きてしまいます。
それほどに人の身体とは影響、欲を欲しがってしまうものなのです。
自分で書いていてこれらを考察せずに治療と名目で飯を食っていた自分がとても恥ずかしくなるとともに未熟であったという後悔が段々でてきました。
しかし今みている患者さんには絶対後悔させませんし、自分も後悔したくありません。
欲というのは限りない物です。必要以上の欲を求めるとそれなりの代償が至ることろに出てきます。
みなさんくれぐれも用法容量を守った欲望にしてくださいね笑