こんにちわ。ほっぷ鍼灸整体院の吉川です。
先日の新規の患者さんです。
「肩こりが強いから肩に鍼を刺して」と問診表を書いて頂いた後すぐに言われました。
まあ気持ちは分かりますよ。
私だって腰が痛けりゃ子供に腰踏んで~と言いますもん。
しかしここは治療を提供する場所です。簡単にはーい。肩揉みますねーと終わるわけにはいきません。
まず診察しました。するとすぐ答えが出ました。
私「○○さん、あなた自分の背中見たことありますか?」
患「いいえ。お風呂でもろくにみたことありません。」
私「あなたの肩こりの原因がハッキリとでてますよ」
患「え!?」
そうなんです。この方の背中に大ヒントがありました。
背中が凝ってる?それもありますがちがいます。背中の色が良くないんです。
特に胃の裏あたりの色が格段に不調の色をしていました。
その後筋肉と血液の関係性を、血液は何でよくなるの?血液が筋肉のことを柔らかくし良い筋肉を創っていくということを説明しました。
ただやみくもにマッサージをすれば筋肉は良くなるわけではありません。
今流行り(?)の筋膜リリースも所詮は筋肉です。
その筋肉の状態が良くないのに筋肉を揉んだり伸ばしたりしても意味があるとは私は思いません。(気持ち良いのは認めます)
ということを説明すると私食事は1日一食しか食べれないんです。辛い物が非常に好きなど偏食がポロポロと出てきました。
まずはそこを如何に改善できるか、どう向き合うかを考えないとどれだけ筋肉を揉みほぐしたり、太い鍼でブスッと刺されても無意味になってしまう。
そんな患者さんでした。
この人が悪いと言っているわけではありません。
知らなかっただけなのです。
背中が痛い=筋肉がこっている。普通はそう考えます。
でも目線を変えてよくよく考えたらなるほど~と思えることが多いのではないのでしょうか。
少し目線を変えてみる。
それだけであなたのお身体はウンと良くなると思います。
私の、私たちの仕事は違う目線を教えてあげることが役目の一つなんだなとシミジミかんじました。 ではまた!