内臓と腰痛

こんにちわ。

最近インフルエンザが猛威を振るってきましたね。

国内だけでもすでに100万近くの方がかかったとか・・・

そんな寒さが目立ってきた今日この頃

今回は内臓と腰痛についてお話しします

タイトルを見て大体の方は「え?」と思われるかもしれません

内臓と腰痛って関係があるの?

あるんです!

ありありなんです!!

不思議でも何でもありません!

今日はその解説をしようと思います。

①内臓は腰骨の柱の一つ

みなさん腰痛が発生した時に大体同じ姿勢を取られます

そう。あの小鹿のような姿勢です。

はたから見ればなにやってんの?と思われるあの姿勢

本人は冗談じゃないくらい痛いんですよ!!

もし町で小鹿を見た時は温かい目で見てあげてください。もしくは手助けしてあげてください。

でも腰痛が発生したらほとんどの方が後ろに手が回ると思います

わからんでもないです。だって痛いんですから

初期症状としてはもちろん腰椎部の炎症を伴うことが多いので仕方ないです

ところで炎症って言われますがこの炎症。どれだけ続くと思いますか?

正解は・・・

約三日です!

炎症の処置として必要な期間はたったの三日なんです!!(個人差があります)

この炎症。初期処置を間違うとえらいことに・・・

ですので腰痛発生から約三日までにその腰痛の命運がかわります。

ここで処置できるかできないかでそのあとの展開が大きく変わるのです

話がそれました・・・

腰の柱とはいったいなにか

腰の後ろ側に限っては紛れもなく筋肉です。筋肉で腰骨が後ろにずれないように抑えているのです。

では前側はなにか?

ここで満を持して登場。内臓です!

この内臓の存在が腰骨を前にずれないように抑えているのです。

正確に言えば内臓と腸腰筋という筋肉(主に大腰筋)と腹膜ってのが詳細なのですがおおよそは内臓で支えられているといっても過言ではないです。

内臓をもっと細かくひも解くと

腰椎2-4は腎臓。それ以降は大腸が関与していると言われています

この腎臓と大腸(特にS状結腸)は腹膜後器官と呼べれ横隔膜という内臓を包む膜から外にあると言われています。

これは単に横隔膜から出ているのではなくて他にも役割があるんのでは?と考えたことが内臓と腰痛を結びつけるきっかけでした。

内臓の状態で腰椎の前弯が調整、支柱とされていることは解剖学的な目線で見てもあきらかなのです。

②内臓の冷えは腰の冷え

上で説明したように位置から見ても内臓の冷えは腰の冷えにも影響を与えると考えます。

冷えは血流を低下させ筋肉自体の代謝も悪化させます。

筋肉の代謝が低下すると伸びが悪くなり筋肉の硬さとなりケガや痛みを訴えることにつながります。

また椎間板自体の血流低下も発生させます。

すると椎間板の周りにある靱帯やクッションの部分の血行が悪くなり骨の状態も悪化させてしまうのです。

まさに至れり尽くせり

中が悪くなるだけでも外への影響は計り知れません。

腰が痛くて仕方ない時は腰を温めることも大事ですが前部(おなか)を温めるのもひとつの手だと考えます。

③内臓の下垂も腰痛への影響あり

胃下垂という言葉を聞いたことはありますか?

実は私も胃下垂を持っている人間です。

簡単に言うと胃が下に下がっている状態ではたから見ればいわゆる幼児体系のおなかです。

私が鍼灸師の学校に通い始めたころ実習でモデルになったことがあります

うつ伏せになり背中~腰にかけて先生に触診をされているときに「君腰がわるくなるねえ」なんて言われたことを覚えています

その当時は腰痛なんてないので、最初はなんのことかよくわかりませんでした。(今は多少克服して腰痛の予防していますよ!)

ですが先生はこのときに胃や臓器の位置を触って確認していることに気づいたのです。

なぜ下垂すると腰痛につながるのか

それはただ下垂しているだけではないからです。

胃が下に下がっていると腸を圧迫し内臓の血流を低下させ上で述べたように冷えにつながり痛みがでると考えています

ですが胃下垂の場合はそれだけではありません。

下に下がって前にでてくるのが胃下垂の特徴なのです

前に出るということはそれだけ腰の前弯にも大きな影響を与えます。

わかりやすくいうとずっと腰をそるような状態が続くのです

だれだってそんなことしていたら腰が痛くなりますよね?

これは胃下垂を持っている人だけではなく肥満体質の方にも言えることです

腰痛予防には体系も大きくかかわってくるのでドキッとした方は十分気を付けてくださいね!

以前ブログにも公開しましたが腰と足、今回は腰と内臓についての関係をお伝えしました。

腰だけでなく人間の体は思いがけないところでつながっていたり影響を受けたりします。

そんな人間の体に携えることができる仕事に携われて本当にうれしく思います。

ではまたの機会に・・・

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