最高の手を求めて

急に暖かくなってきて、収まっていた花粉症が再発しえらいことに・・・

あ、ちなみにえらいって名古屋弁なんですね・・・普通に東京の先生に使ったら「なにが偉いの?」って返ってきたのでビックリしましたわ!

あとこの時期になるとお花見を終えみなさん体を動かし始めますね。

患者さんでもこの春からジムに行き始めた、プールに通いだした、ハーフだけどマラソンに挑戦したいとようやく冬眠が終わりみなさん始動しはじめました。

私も今年から草野球に参加しているので必要な筋肉を鍛えてこようと思っております!!

私も含めみなさんやるかどうかは分かりませんが前向きな言葉ででてきた!春ですね!という感じでうれしく思います!

今日のお題は手についてです

手?

腱鞘炎とか手根管とかじゃないですよ

治療を施す側の手についてです。

今回はそんな手について三つの手を紹介します

  1. あたたかい手
  2. やさしい手
  3. かんじる手

この三つが私の中の治療家として目指すべき手なのです。

では詳細をどうぞ・・・

1、あたたかい手

ある先生が言っておられました

「私が学生を出たてのころ。修行先を選ぼうといろんなところを見て回った。そのときに院内や雰囲気ではなく、その先生の手で選んだ」

手で選ぶということは、一般的な方にはあまり理解されにくいと思いますが、我々目線ではすごくわかります。

単純に腕がいい。そう口コミや紹介で知りえた自分の身体をケアする治療院を大半の方が持っておいでだと思います。

しかしその先生の手を感じてみてください

手を感じるというとわかりづらいですが、手の温かさを感じてみてください

いい治療家って実は手があったかいんです。

単純に体温が高いだけじゃないの?

こう思われる方がほとんどだと思います。

ですがこれって練習すれば意識して温めれることが可能になるんです

自分も今でもよく練習しています。

まだまだですが意識して3年ほどである程度できるようになってきました。

そのあたたかさが人に伝わり、鍼の効果を最大限引き出してくれるのです。

さすがに冷水で手を洗った後や極寒の中外から帰ってきてすぐにあたたかくなることは物理的に難しいです笑

ですが良い治療家というのはこのあたたかい手を持ち合わせていること。これだけは覚えていてください。

私の目指している手の一つそれはあたたかい手なのです。

2、やさしい手

これはニュアンスで言えば1、と同じなのですが、触っただけでもその人が安心する手を作ることも私が目指す手のひとつです。

これを意識し始めたきっかけが2年ほど前の神戸での勉強会でのことです。

そこで学んだことは人間が出している空気感。難しく言えば周波数についてです

人にはその人自身が出している周波数というものがあります。

みなさんも一度は口にしたことがあると思いますがいわゆる「波長が合わない」と呼ばれるものです。

人間だれしもちょっとこの人とは合わない人っていると思います。そんなときに使う言葉ですよね。

実は人間ってその人独自の周波数を常に出しているんです。

これは細かく言えば長く難しいお話になるんですが、簡単に言えばなんか合うか合わないとかこの人なんか良いなー嫌だなーと感じるその「なんか」が周波数なのです。

みなさんもなんか感じたことあると思います。笑

私の言うところのやさしい手というのはこの周波数の波長を合わせることができる手のことです。

極端に言えばこの人嫌だなーっと思わせない手というのもありなのかもしれません。

その人が出している周波数はしゃべり方、立ち方、顔立ち、字の大きさなどいろいろなところででてきます。

もちろんこれが正解というものはありません。最高、最低というものもありません。

あくまでその人がどんな人なのかを出しているものにすぎません。またこの周波数が全ての人に共通するわけでもないのであくまで参考程度なのです。

ですがその人に合ったオンリーワンの治療をお届けすることをモットーとしている私としては非常に重要視しなければならないものなのです。

その人が心地よいと思える手。それがその人に対してやさしさ、居心地の良いものになりうる手。

そのやさしさこそ良い治療結果をもたらすとそう考え、私はこのやさしい手を常に意識しまた目指しています。

3、かんじる手

ほっぷ鍼灸整体院の治療では鍼を打つ前に全身のあらゆるところの反応を触診します。

再診の方には今日どんな状況か、前回と比較してどうだったか、この一週間どんな環境ですごしてきたか、どんなものを求めているのかをそこで判断します。(新規の方にはまた違う視点から診ます)

そこで求めらるのがこのかんじる手です。

私たちの用語で傾聴(けいちょう)という言葉があります。

これはその人の身体の一部に触れただけでその人の身体は何を求めているのか、どこに反応があるのかなど患者さんの身体と会話するために使用する技術の一つです

この傾聴の延長線上にあるのが私が求めるかんじる手なのです。

極論で言えば触るだけで全てわかってしまったらを狙ってるんですが人間の身体とは複雑で中々それだけでは難しいのです。

ですが少しでもわかろうとする手、その人を理解してあげたい手。そんな手を私は目指しています。

最高の治療家の手とは果てしなく遠い道のりです。

むしろ答えがない物を追っているのかもしれません。

でも私は信じています。

手には人間が出る。

ただ単に治療結果を求めるだけでは良い治療家とはいえません。

手はやさしさでできている。

そうありたいし、そう思っています。

最高の治療とは最高のやさしさなのかもしれませんね。

そんな手を今日も求めてお仕事がんばります!!

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