痛みは心を病む

こんにちわ。ほっぷ鍼灸整体院の吉川です。

いつも腰痛と下肢の痺れを主訴としている方で私との付き合いはかれこれ5年以上です。

早く治せよ!!なんで5年も通ってるんだ!!

おっしゃるとおりでございます。私の不徳といたすところ。

しかし症状改善よりもこの方はここに来ることが楽しいとおっしゃっております。

私もとても気が合いますしお身体も良くなったり悪くなったりを繰り返しかれこれ5年以上のお付き合いをさせて頂いております。

普段は温厚なその患者さんがある日とても気性荒く来院されました。

いつもなら「おはよー」と登場するところ。「おはよ・・・」と元気のなさも感じられます。

話を聞いているうちに、なにか嫌なことがおこった訳でなく、大きなストレスを抱えた訳ではなさそうです。

どうしたんだろう。と観察していたことろ。

余裕がないことに気が付きました。

金銭的余裕?時間的余裕?

違います。

痛みで余裕がないのです。

持病の腰痛と適所に出現する膝痛、更に天候による頭痛と言い換えるならば通院するタイミングとしては完璧なのですが、色々なもんが重なってしまって大変辛そうな状況で来院されました。

人は痛みでここまで追い込まれてしまうのか。

身体の余裕は精神上での余裕にも繋がることを深く感じさせられました。

前々から感じていたずっと頭痛や腰痛を持って見える方がすぐ不機嫌になってしまう理由が分かったような気がします。

この体験を経て私は自分の仕事が与える責任への重さを再度確認しました。

痛みで人は変わってしまう。逆に言えば痛みを和らげることができればいい意味で人を変えられる。

痛みで苦しんで見える方の人生がよりよいものにできるよう。私は常に日々精進しなければ。

ではまた!

Scroll to Top