肉離れとはなんぞ?

11月なのにまだ昼間は温かい。。。

徐々に冬に近づいていると実感していますが、まだまだ秋ですね。

例年は・・・とよく言いますが、正直去年やおととしってどんな気温だったか覚えていますか?

私は全然覚えていません(笑)

色々比較するより、その年その年の季節になる!と考えたほうが前向きじゃないかなと思う今日この頃(言い訳)

ちなみにまだストーブは我慢してますよ・・・なんとか今年中は堪えたいものです。

今日は筋肉のお話しです。

先日患者さんから質問をいただきました。

「筋肉って壊れたり、千切れたりすると元に戻らないんだよね?」

なるほど。私も資格を取るまで確かにこう考えていました。

しかし、正解は「ほとんど元に戻る」です。

筋肉は筋内膜、筋周膜、筋上膜があり、三つの筋膜が一定の束に筋線維を包み太い筋肉になります。

分かりやすいのが肉離れです。

これらの筋線維がスポーツや強い外力が加わった時、筋線維が断裂する状態を肉離れといいます。

①肉離れには程度(ランク)があり、軽度の肉離れであれば気づかない人もいるほど痛みが出ない可能性があります。スポーツであれば損傷しても続行してやれるほどです。

②約30%ほどの筋線維が断裂したものを中等度と呼ぶのですが、いわゆる肉離れとはこの状態を示します。中等度では患部に違和感や痛み、触診の際に凹みがあり、運動を止めなければいけない状態となります。

③60%以上の断裂では重度とよばれ、内出血や強い炎症、腫れを伴い痛みによってスポーツの続行が明らかに困難になります。また続行しても負傷した筋肉が運用できないため代用の筋肉を使って身体を動かすため合併症や後遺症も残すことも考慮しなければなりません。絶対に安静にしてください。

肉離れになった際はまずは圧迫してください。

この圧迫が筋線維を元に戻すポイントになります。

また約6時間以内に手当て、治療を施さないと慢性化しやすいともいわれているため早急に近くの治療院や整形外科を受診してください。

①②であれば非観血療法を取り、自力で治す力を用いて治療できるため整体や接骨院で対応できるのですが、③の場合は自力での修復が困難になるため、観血療法として手術が必要な場合があります。

どちらにせよ初期治療でどこまで内出血や炎症を処置できるかが完治までの時間を決定します。

大体の人は痛みが無ければ治療しようとは思いません。

でも違和感の段階で治療できたら再発防止もできますし、なにより自分が今どんな状態化を知れることになります。

このブログを見た方の少しでも痛みを重症化しないことを心から願っています。

ではまた!

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