自粛中のお悩みランキングと対策

こんにちわ。ほっぷ鍼灸整体院の吉川です。

これを書いているのが5月中頃なのですが、おそらく緊急事態宣言が解除になるであろうこのごろ。

社会や経済、そして人間までに大きな傷跡と変化をもたらせたコロナウィルス。

解除されても第二波の警戒などまだまだ腰を下ろすことはできない状況です。

私自身も今までよりはすこし活動の幅を広げようと思いますが、まだまだ意識的かつ協調的な自粛を送る予定です。当院も引き続き感染症対策を実施していきます。

そんな中おうち時間をみなさん過ごされていると思いますが、私にも今6歳と5歳の子供がいます。幸い夫婦喧嘩はしませんでしたが、いろんな意味でとても大変なGWでした(笑)

様々な自粛の在り方があったと思いますが、自粛中でも身体の不調は襲ってきます。

今後も第2波が来るかもしれません。そんななかで参考になってもらえればという思いで今日は自粛中でのお悩みが多かったものを紹介させて頂こうかと思います。

第3位 肩こり、頭痛

これは大体想像がつきますよね。

STAY HOMEで一日中家の中にいたら誰だって肩がコると思います。

頚肩部の緊張からといった流れで頭痛も頻発しております。

人間は適度に体を動かしていたほうが楽なのですが今回ばかりは外に出て動いて!とは言えませんでした。

意識が高い方はYouTubeなどで体操を検索して自主的に動かれていたそうですが、やはり外の空気を吸えない状況でしたから満足の行った運動量は獲得できません。

自粛中の中当院への相談の数もとても多かったです。

そんな方にはオリジナルの体操を伝授しておきましたので是非とも実施して頂きたいと思います。

また自粛中は外出に制限がありましたので外へは出にくい状況でした。そんな中の肩こりは実は「ふくらはぎに注目」なんです!

運動量が低下すると全身の血液の停滞が起こります。(汗をかくといった行為はある意味血液を排出していることなんです)

その停滞した血液が腓腹筋(いわゆるふくらはぎ)に集まり身体の循環の妨げになります。

これらは運動量が多かった方ほど顕著に現れます。

普段は肩こりを感じないといった方も今回は感じた!ということも少なくありません。

そんなあなたに今後の対策として2つのアドバイスを送りたいと思います。

1、一日10回ほど跳躍(ジャンプ)をする
さきほどの腓腹筋の体操です。できれば自分の最大までジャンプしてほしいですが、急な跳躍はアキレス腱などを傷めやすいので事前にストレッチなどしてから行ってください。
それが難しい場合は軽めの跳躍を10回ほどを三回に分けて計30回ほどをワンセットとしてください。

2、肩を開く体操
人間は何か手を動かす際はほぼ必ず掌が内を向いて作業します。(例パソコン、手芸など)このとき肩関節は内旋とよばれる姿勢を作ります。この肩内旋は猫背を作り、背中への負担も多くなり、大胸筋の稼働を低下させてしまいます。
それらの対策として掌を天井を向けて、そのまま胸を張るように肩を外側真横に開いていきます。(肩の高さは上げた高さを維持することがポイント)
もうこれ以上いかない!となったらそのまま5秒ほど維持してください。これらをワンセットとして一日3セットを目指すといいでしょう。
注意は五十肩や四十肩など肩に不安のある方はおやめください。

第2位 眼精疲労

これも大方想像できますね。そうスマホ、TVがメインです。

自粛中はスマホを片手に生活という方が大変多いと思います。(かくいう私もそうなりかけました笑)

またTVで感染症の情報やYouTube、Amazonprimeといったサービスを利用して自粛中の暇つぶしにされていた方々が多かったためお悩みも多数頂きました。

コロナ下でもなくても昨今日本人の眼精疲労の件数はデスクワークの仕事が増え軒並み上昇しており、それらから不眠症、視力低下、眼圧上昇など様々な症状派生を来します。

当院でも眼精疲労治療として様々な方法を提供しております。

その中でも今回は当院のリャンというお灸を使用した目への灸をご紹介します。

中々印象的な姿ですよね(笑)ですがこれをやるために来ているという患者さんもいらっしゃるほどファンを獲得しております。

見た目がきついので熱そうに見えますが、これ実は大変心地よく、施術中は慣れてくると爆睡される方がほとんどです。

特に先にも申しましたスマホ疲れには非常に効果的な検証結果と直接の感想を頂いております。

イメージとしてはホットアイマスクのような感じでしょうか。

目への血流を促進してこちらと同時に肝経を用いた鍼での眼精疲労の軽減も取り組みます。

また眼精疲労に特化したプランではこれらにプラスして頭蓋への手技を取り入れ、脳から眼圧の低下を促し疲労の軽減と予防に努めます。

また頭痛への対策もできますので併用して取り入れることもあります。

身体を動かす機会が減れば目で刺激を受けたくなる。これは人間の本能でもあります。

こんな世の中だからこそ自分の目を大事にして会話ができるようになって頂きたいと心より願っています。

是非一度お試しあれ!

第1位 笑い方を忘れた

私も学生時代で休みの日に一日中家に引きこもった後の月曜日に友人と会話する際「あれ?おれってこんな笑い方だっけ?」と実感することが多々ありました。

自粛中は人と接する機会が極めて少なくなります。

そうです。実は人間は笑い方を忘れてしまう生き物なんです。

厳密に言えば筋肉と脳の関係性なんですが一日二日誰とも会話しないだけでも実感できるレベルになるのです。

これが自粛期間中で考えると・・・どんな結果になるかみなさんなんとなくわかりますよね?

ではなぜ笑い方を忘れるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

①感情が顔に出る

疲れた顔、ダルそうな顔、しんどい顔など人の感情は顔に出ます。

自粛ストレスとつぶやかれるこの頃はまさにそうです。

ではなぜ人は感情が顔に出るのでしょうか

それは脳と密接につながっているからです。

人間の骨格筋と呼ばれる筋肉のほとんどは脊髄からの命令を受けて動きます。

しかし顔の筋肉は直接脳からの命令を受けて動く筋肉が多いのです。

それゆえに感情が顔に表現される場合が多くなります。

自粛で笑う機会が減少すると脳が笑い方を忘れてそれを顔の筋肉として表現できなくなります。

更にストレスにより顔の筋肉の動かし方がぎこちなくなり笑い方を忘れてしまうのです。

②声を出す機会が減る

日本人は表情筋を使うことが苦手な人種でもあります。

これは日本語の口の使い方の特徴です。

英語を話す外国人の方でオデコにしわが寄るのを想像すればなんとなくわかると思います。
また彼らには目で強弱を表現するということもあり非常に豊かな表情筋の動きとなります。

日本語にはそういったイントネーションはほとんどありません。

そのため顔の表情筋と口輪筋(口の周りにある筋肉で口の開閉時に主に使用される筋)の動かし方がほかの言語を使う外国人と比べて大変苦手なのです。

特に日本語は口を大きく開けなくても会話できるためボソボソと喋ることが可能になり、苦手分野を更に助長してしまいます。

自粛では電話で話す機会があっても直接目を見て話をする機会が減少します。

よって口輪筋の動かし方、目の周りの筋肉が通常よりも稼働率がぐっと落ちてしまいます。

口輪筋の稼働は笑顔を作るうえで非常に重要な役割を担うのです。

更に声を出す機会が減少すると喉の筋肉も衰えます。

人間は器用なものでその日最初の声の出し方で調子の良し悪しを決めてしまうほど自分の声には敏感な生き物です。

自分の声が開口一番にいつもと違うと「あれ?今日は調子が悪い日だな」と決めてしまうことが多くあります。

そうなると表情にも曇りが出てしまい自分で不調化も?という一日を「造って」しまいます。

声を発する機会が減ることはその人の顔や喉のコンディションを大きく変化させてしまうのです。

以上が自粛中に多かったお悩みでした。あなたはいくつ当てはまりましたか?

先にも記載しましたがコロナウィルスは日本では鎮静しつつありますが世界でみると今もどんどん増えている驚異的なウィルスです。

給付金もでるなど政府も対策を講じる中で一人一人の意識が問われる一年になりそうです。

それでもあなたの体調を政府が保証してくれるわけではありません。

あなたの不調をだれかが背負ってくれるわけでもありません。

大変だと思いますがこんなご時世でもあなたのことはあなたが守らねばならないのです。

お金は減ればまた増やせばいいですが、身体の調子が下がったらそこから上がるためには非常に時間がかかります。

こんなご時世だからこそ自分自身の身体との会話をお忘れないようお気を付けください。

おわり

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