足が上がらなくなりました

こんにちわ。ほっぷ鍼灸整体院の吉川です。

ウィズコロナでのマスク地獄で絶賛終日酸欠中の吉川がお送りします。

今年は約5年ぶりに花粉症になりました。

花粉症人間からすると早く桜散ってくれ・・・と願うばかり。(お花見好きな方は申し訳ありません。。)

花粉症と戦うにはしっかり自分の胃腸と戦わねば!と意気込んでいる今日この頃。

今回は先日新規でのご相談を受けました。

ある日突然左足が上がらくなりました。とお電話を頂きました。

来院していただき、症状と現状把握をさせてもらいました。

しかし、異常は見つからず。むしろどこに不調があるのですか?と聞きたくなるような健康的な体質でした。

ですが、座った状態で足が上がらないのです。

もちろん最初は膝を上に挙げる筋肉である股関節の腸腰筋を疑いました。

しかし所見上の問題はなく、硬直も拘縮ももちろんありません。

なんでだろう?と思い問診。

すると意外なところにヒントがありました。

それは「既往歴」です。

既往歴とはその患者さんが過去におこった痛み。主に骨折や脱臼、交通事故による怪我などいわゆる昔インパクトのある怪我を昔したか?という履歴です。

ちなみにこれらには自律神経失調などの自律神経症状も含まれます。

その既往歴に目を見張るものがありました。

それは左足首の骨折です。

これはいつやったのかお聞きしたところ、中学生の頃にサッカー部に入っていて試合中に相手に蹴られてガッツリ骨折したそうです。

それを聞いて左足首の動きを健常である右足首と比較してみました。

するとどうでしょう。

健常な右足首の太さが10だとすると、左足首は5以下でした。

左足首―左足全体が骨折の影響で日常的に上手く使えていない。という結果になります。

このことから左下肢の筋肉の弱体化、運動時の非効率的動作、右下肢とのバランスの悪化を焦点として治療を開始しました。

主症状は足が上がらないことですが、この状態が続けば慢性腰痛、ヘルニア、狭窄症などに派生する可能性があります。

なんとか悪化する前に歯止めを打ちたいので通院期間を詰めて治療に当たらせていただくことになりました。

結果で見れば三日後には足が上がるようになっていました。

しかし上がったからいいというわけにはいきません。

その後もアフターケアと予防運動を促して治療終了。

と思ったのですが、

ご本人から継続的なメンテナンスを依頼されましたので今現在も通院されています。

うれしかったのが「この院に来て自分の身体とだんだん向き合えるようになってきました。」というお声を頂いたことです。

自分の身体の声を聴く。

できているようでなかなか難しいことです。

ですが私の院ではそういったご自分と向き合っていただくキッカケをこれからも作っていきたい。そう願っています。

ではまた!

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