昔の私の部下が手術後に大変な目に遭っています

こんにちわ。ほっぷ鍼灸整体院の吉川です。

昔同じ職場で働いていた元部下だった子が半年前に手術を受けました。

生まれつき二分脊椎を持っていて(一緒に働いていた当時は全く知らず)年々増す痛みをこらえきれず半年前に手術を決行。

症状は腰の尋常じゃない重だるさと痛みを主訴としてあまりの苦痛のため、仕事を休職し手術を決めたそうです。

OPE箇所はTh10(胸椎)~L2(腰椎)にボルトを入れ脊柱を固定し、背骨をすべることを防止する技法です。

担当医に術後はすぐに動けない程度だけどそのうちに普段通りになるよ。と言われたそうです。

実際術後の痛みや重だるさは軽減(10→7程度)し、回復を待ちました。

しかし、ある日異変に気づきました。

「おなら」が止まらないのです。

また自分ではみえないので判明が遅れたのですが、手術したL2から下(厳密に言えばL3~S2という要は骨盤付近)がとんでもなく腫れあがっていたのです。

担当医に説明を求めても「そのうちによくなるよ」の一点張り。

そこから月日が流れて休職期間が満期となり、この状態では働くことができず。無念ですが退職せざる負えなくなりました。

そんな中たまたまインスタで野球の会話していたところ今回の事態が耳に入ってきました。

現在ちゃんとしたリハビリや通院をしていないそうなので昔のよしみです。是非施術させてほしいと私から頼みました。

とても明るい性格で負けず嫌い。そんな彼女を私は働いた当時からとても信頼してました。

そんな彼女が大好きな仕事もできない状態にあると聞いては私の治療家魂が黙っている訳にはいきません。

まず一番のコンプレックスははやり「おなら」でした。

私の分析では腰部のボルトを入れる際に腸全体が冷えてしまっていること。それとお尻の平滑筋と括約筋の神経に問題を生じていることです。

腸が冷えていることは脊柱に問題がある方のほとんどが関係していると感じています。むしろそのせいでヘルニアや狭窄症など腰への支障をきたしている可能性が高いと思います。

かといってお尻に鍼を打つわけではありません。この神経は元は腰部にある神経のかたまり(神経叢とよばれる)からの由来ですので今回の手術とは密接に関係していると感じました。

次に腫れあがった骨盤付近ですが、これは正直迷っています。

術後の細菌感染?筋の炎症?アレルギー?

今のところ決定打がないので様子見をしながら治療を続けていきます。

なにより彼女の社会復帰をいち早く応援したい。そんな一心で治療を開始しました。

今回の件で気になったことがありました。

それは術後は手術したところしか検査しないし、聞いてもほとんど無視されるということです。

たしかに腰痛自体は今回の手術で上手くいったと思いますが、そのほかの生活面での支障が起きる可能性の術前インフォームドコンセントがしっかり行われていないように感じました。

ボルトで腰を固めたり骨を削ったりする場合は後戻りができません。

是非その前に手術以外の方法を探って頂きたい。

そう心から思った次第です。

ではまた!

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