首が痛いです。どうしましょう?

こんにちわ。ほっぷ鍼灸整体院の吉川です。

梅雨入りですねー本格的な。

梅雨はゴルフができない、野球が中止になる、子供と外で遊べないの三重苦。

おまけにジメジメしますし、ほんと良いことがないっすね。

唯一良い所をあげるとしたら、雨上がりに駐車場の草取りがはかどることくらいでしょうか、、、

特に名古屋は盆地地帯ということもあり、他県よりジメジメ度数が増します。数字以上に体感かなりきついと思います。

これから名古屋に住もうと考えている方々は十分注意してください。。

今回は、首を痛めました。どうしましょう?

どうしましょうというよりは首の痛め方や症状分類、それに対してどんな医療機関にかかったほうがいいのかを書きたいと思います。

単に寝違えだけなら過去のブログに対処法を記載しているので其方を参考にどうぞ。

まずは分類ですね。

①寝違え

これは一番多いと思います。寝違えの特徴は昨日の友は今日の敵というくらい昨晩の首よりあきらかに可動域が違うことです。

中でも屈曲(首を前に動かす動作)と回旋(首を横に捻る動作)は制限される方が多いんじゃないかと思います。

見分け方は難しいのですが、首を痛めるケースは実は全身の動きがスローモーションになります。トイレから立ち上がる際

完治日数は約3日ほど。これは炎症期間から逆算したものですが大体3日程でよくなるケースが多いです。

寝違えに関しては最寄りの接骨院や鍼灸院でも対処可能です。

処置としてはとにかくまず冷却をすることが肝です。炎症を初期に抑えるかどうかで予後がかなり違います。寝違えたと感じたらまず冷やしてみてください。

②頸部の筋膜炎(頸部捻挫)

これは言い方が難しいですが要はスポーツや過度のストレッチなどで首を痛めたということです。寝違えとは動作中に痛めたかどうかで異なります。

これも初期に冷却したかどうかが寝違え以上に肝になります。大体の筋膜炎では一か所だけでなく複数個所痛めている可能性が高く、最初はここだったけど冷やしてしばらくしたらこっちが痛くなったなど痛みが遊走します。

何度も繰り返していると痛みのボスにたどり着くのですが、しばらく時間がかかるケースが存在します。

また寝違え以上に厄介なのが慢性化です。筋膜炎の方が圧倒的に慢性化しやすくなります。そのため処置施術が大変重要になります。

筋膜炎は最初期には整形外科を受診することを勧めます。(軽度の場合は接骨院や鍼灸院でも可)それは筋肉の牽引により剥離や骨の損傷、変形を検査することができるからです。

捻挫は甘く見るなと同様、頸部の筋膜炎も侮るでなかれ。

③頚椎症

高所からの転落や交通事故など大きな衝撃が加わった際に発生するのがこの頚椎症。

頚椎症は筋膜炎とは違い、完全に骨へのダメージのことを言います。(筋膜へもダメージは残ります)

頚椎症で特徴的なのは、交通事故を経験したことのある方はなんとなくお察しできると思いますが、頚椎症は実は最初あまり痛みがでません。

これはアドレナリンなどの神経伝達物質が働いて痛みを忘れている。と表現されることが多いですが、実際に痛みが出てくるのは負傷翌日や一週間後あたりになります。(いわゆる後から痛みが出てくる)

症状は固定できませんがよくお聞きするのは、頭痛、吐き気、動悸、息切れ、眩暈、ふらつき、眼精疲労、手や肘への不快感や軽度の痺れなどなど。初めての方でもこれは普通じゃない!と勘づくと思います。

またお仕事中になっていたという方も中にはみえます。

特に過度のデスクワークによるストレートネックや狭い所での作業を繰り返す仕事、よく仕事中に頭をぶつける方なども私は施術経験があります。

これらは言うまでもなく最初期に選ぶべきは整形外科です。

確実にレントゲンやMRIなどを選択する必要があります。それにより骨への損傷程度を確認する必要があります。

④頸椎ヘルニア

ヘルニアについてのご説明は過去のブログに掲載しておりますので詳細は割愛させていただきます。要は枝豆の中身が飛び出る原理(神経が飛び出る)をヘルニアと呼びます。

頚椎症との決定的な違い。それは頚椎症は骨、ヘルニアは神経のお話しということです。

ヘルニアの特徴的な症状は言うまでもなく痺れです。ただ結構な方が勘違いされていますが、痺れる部分は基本腕や手、肋間や足などで首が直接痺れる症状は稀なのです。

飛び出した神経の圧迫により各部位の違和感や痺れなどをきたす症状で、スポーツ選手にみならず一般的な生活の方にも発症することも多々あります。

またヘルニアは頸椎だけでなく腰椎、中には胸椎のヘルニアも存在します。どの部位にヘルニアがおきても症状を発症するのはそこより下位に部位になります。(上にはきません)

こちらも整形外科への初期受診をお勧めします。まず状態を把握することが肝心です。その後にターゲットを絞って治療に専念する形が望ましいと思います。

整形外科や病院では手術案件以外はシップと様子見と大体が言われるので施術をお希望の方はそこから鍼灸院や接骨院へ通院されると良いでしょう。

※余談ですが、私の患者さんでも経験があるのですが、朝起きた際に足の痺れと違和感がありました。(正確には足の力が入らない、足が別人のような感覚がある)しばらくしても残っているため当院へご相談されました。診察したところヘルニアらしきものは検知できなかったため脳の異常を疑い脳神経外科へ一度足を運ぶように助言しました。

結果軽度の脳梗塞が発見され、大事に至らなかったケースがあります。ですので足の痺れを訴えるケースでは整形外科だけでは特段判別できなかった場合はセカンドオピニオンを勧めております。(脳の異常の場合は足にきやすいのが特徴的)

頸部のお話だけでもずいぶん文字数が書けました(笑)

ほかにも頸部の症状は色々あります。が今回は代用的なものの例を挙げて解説してみました。

首の痛みでお困りの方に少しでも届いてくれれば幸いと思います。

ではまた!

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