EスポーツPart1

みなさんEスポーツってご存知ですか?Eスポーツとはエレクトロニック・スポーツの略であり、わかりやすく言えばゲームの世界大会です。

このEスポーツけっこう世界的に競技人口が増えてきており日本の認知度として徐々に上がってきております。

また高額な賞金大会でも有名で今のところの一大会の最高賞金額が139億円!!(平成30年9月調べ)

またオリンピックの新種目としても認定されておりこれからのいわゆるトレンドになりつつあります。

さてみなさんは「ゲーム」とイメージするとこれまた賛否両論の見解がありますよね。

親世代の方ならゲームに夢中になっているわが子をみるとあまりいいイメージではない方が多いのではないでしょうか?

自分も子供がいますがまだゲームをする年齢ではないためあまり共感が持てませんが、大きくなった時にご飯食べてるときにゲームやスマホをやったり、家族とろくに会話もせずに部屋でゲーム三昧をされるとちょっと私もおいおいと思ってしまいます。

しかしながら私は実はEスポーツ肯定派でして、これがなぜかというと、

私も子供のころゲームばかりしていました。ちょうど世代で言うと小学生のころに王道どころで言うとドラクエ6、ファイナルファンタジー7、ポケモン赤、緑くらいですかね。
なんか思い出すとまたやりたくなってきますね笑

またニンテンドー64が巷で大流行をしておりましてその中でも「大乱闘スマッシュブラザーズ」というゲームがありました。

これが当時の私たち仲間内で大流行しましてですね。大勢いるキャラクターの中からみんな好きなキャラクターを選んで最大4人で対戦できるゲームなのです。

今度最新作が出るみたい?ですね。

その大勢いるキャラのなかでももちろん「理論上強いとされるキャラクター」がいるわけですよ。

その強いキャラを使ったらダメなどのルールはないですがどうしてもみんな勝ちたいので使用キャラがかぶっちゃうんですね。

やっぱり子供なので負けたくないじゃないですか!もちろん私もその中の一人だったわけですが!

そんな中今思えばそうでもないですが当時めちゃくちゃ弱いと私たちの中で認定されていたキャラがいました。

その名も「プリン」。

このプリンですが私は子供ながらにこれはネタキャラ、制作側の遊びでいるものと生意気にも思っていたわけです。それくらい使っている人も人気も私たちの中にはありませんでした。

しかしある日のこと

私がいつもの仲間といつものたまり場(主に吉川宅)で大乱闘スマッシュブラザーズをしようといつものように遊ぼうと思ってました。

ですがいつものメンバーとは違う人がいました。

その男の子(以下A君)はたまたまうちのちかくに住んでいて小学も同じで出席番号も近かったためある程度知っている子でした。

ですがあまりしゃべったはないですが病気がち?なのか学校もちょくちょく休んでいる子でした。

友達のお母さんとA君のお母さんが仲が良かったらしくたまたま遭遇して「あいつんちいこーぜ!」と勝手に呼んできた友達もすごいですが、知らないところにむしろ連行される形で登場したA君。

もちろんオドオドしています。あまりしゃべらないからか私はA君はむしろ怖がっているに近いものがあると感じていました。

そんななかいつものようにゲームが始まりました。

大体5~7人くらいで交代しながらコントローラーを回すいつもの光景。

ふざけあいながらヤジを飛ばしたり、スーパープレイに歓声をあげたりといつもの光景でした。

そしてある程度回った後に「A君の番だよ」とA君に順番が回ってきました。

私たちはそれこそ束になって一日近くゲームをしている人間。自分たちは小学生ということもあって完全に「おれらつえーから」という状態でした。

A君のこともボコボコにしておれらの強さを見せてやる!そんな空気でした。

いざA君がコントローラーを片手にキャラを選びます。

そして選んだキャラクターが上にも挙げたあのネタキャラ「プリン」だったのです!!

みんな「ええええ?」「はあああ?」そんな声がちらほら出ていました。実際私も心でそう思うと同時に(これはかわいそうなことをした…)とも思いました。

おそらくA君はこのゲームを知らない、このキャラの弱さを知らない→今からボコボコにされる…と自分の中でそこまで先読みしていました。

実際A君が負けた後のフォローを本当に考えていました。ですが言葉がでてこず「おれらつえーっしょ?」で片づけようとしていました。

そう考えている間に対戦がはじまりました。

しかしA君のことをフォローしようと考えていた私の脳が思考停止に追いやられたのは開始10秒ほどでした。

圧倒的!!

圧倒的!!!

あっっとうてきいいいい!!!

とカ〇ジ風に言ってしまいましたが、まさにその通りでした。

まさに圧倒的。ある程度腕に覚えのある小学生たちが、さきほどまで「はあああ」「ええええ」とほざいていた小学生たちがなにも言葉が出なかったのです。

あのプリンが…あ、あのプリンが…

とんでもなくつえええええええええええええええええええええええええええ!!!!

と、このことを対戦が終わったあとの気が付いたのです。

私の家に連行されてきたあまりしゃべらない子が小一時間で「先生」に昇格したのは言うまでもありません。

それからは小学生というものは手のひら返しがすごいもので

「いままでどうやってこんなにつよくなったの!?」「おれ、プリン、はじめました」「ちょっと先生にアイス買ってくる」「先生の靴って汚れてなかった?見てくるわ!」とかなり高待遇の先生。

それで鼻の下が伸びたのか、最初は「えー」と言っていた先生も、誰も知らなった小技やテクニック、そしてプリンの可能性を先生は私たちにご教授してくださいました。

それからというもの学校で会うたびにみんなA君を先生呼ばわりですよ

A君は一躍時の人となったわけです。

実際今でもA君とは友達でいられています。プリンが弱くなかったら、そのゲームがなかったら、あのとき家まで連行されていなければA君とは繋がることはなかったかもしれません。

このほかにも私はゲームを通じて知り合った仲間、友達が何名かいることは事実です。そしてその友達とも今現在つながりを持てていることに感謝しています。

今でこそゲームは現代病や引きこもりを誘発する要因を持ち合わせていることと言われていますが、そこは否定はしません。

ですが薬と同じで用法容量を守り、「自分ルール」を作ることがゲームを楽しむための条件だと私は思います。

共通の価値観、達成感を共感する友達を得ることもできますし、一種のストレス解消のツールとしては非常に効果があるものと思います。

Eスポーツがどんなものかネットで検索し実際に見てみましたが、会場はすごい熱気に包まれています。

ほんとにみんなゲームが好きで、競技者はきっとあのプリンの延長線上なのかなとふと思ってしまいました。

大体の人は勉強、部活、生活でゲームをやれなくなってしまいます。

競技者はもちろん色々な葛藤があった中で昔も今もゲームを仕事にしておられるものだと思いますが、やはりひとつの道を突き進んできた人はカッコいいと正直に思います。

また私も鍼灸師という立場でなにかお手伝いできることはないか発信していこうかと思います。

長々失礼しました。ではこれにて

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