お灸の秘密

私が使う「灸」には秘密があります。そして、それは日本国内で数件しか採用されていない「希少なお灸」です。そして、1つずつ完全手作りのお灸です。もちろんどこにでも売っているようなものではありません。

その名も温灸「リャン」

私は「一般的な灸」とは別に「温灸」をメインに使います。一般的な灸と比べて、暖かさがジンワリ広がり、長い時間、灸をすることができるからです。 灸には「もぐさ」を使います。このもぐさはヨモギの葉から作られたもので、灸には必ず必要になるものです。そして、もぐさを載せる台座も必要です。 そして、この「台座作り」が非常に困難だったのです。

開発期間2年。試作回数10回以上
これが、私だけの温灸

温灸の台座を作ることができる業者を徹底的に探しました。そして、見つけることができました。そして、試作品を作ること10回。完成まで2年という時間を費やしました。(業者さん、ありがとうございました!)

なぜ、そんなに時間がかかったのか?それには理由がありました。

それは、日本人の身体にあった温灸をやるために「台座の厚み」の調整が必要だったからです。台座が薄ければ灸が熱く感じてしまうし、台座が厚ければ灸が冷たく感じてしまう。

日本人にとって心地が良く、そして灸の効果を100%発揮させなければいけませんでした。

試作品を作ってもらい、自分で使い、また試作品を作ってもらい・・・。これの繰り返しでした。最初は5mmから初めた台座を0.5mmずつ分厚くし、そして今の台座が完成しました。

「この厚みならいける!」そう確信するまで約2年もかかりました。しかし、その2年間を費やしたおかげで「日本人の身体に合う温灸」をすることができるようになったのです。この台座は日本で数件しか取り扱ってない、稀少な施術方法です。

季節・体調に合わせた調合

「リャン」は台座があればいいってワケじゃありません。その上に置く「もぐさ」の調合も重要です。もぐさの調合を間違えてしまうと、当然ですが灸の効果は低下します。
そして、もぐさの「固さ」も重要です。温灸の接地面からジンワリと暖かさを伝えるためには、できる限り柔らかく固めなければいけません。固すぎると燃える時間が早くなり、効果が出る前に終わってしまいます。

あなたの体調に合わせたもぐさの調合、その日の温度や湿度などに合わせた調合を、毎日行っています。

Scroll to Top