鍼とマッサージの違い

こんにちわ!!ほっぷ鍼灸整体院院長の吉川です。

気づけば一年の半分が経過しましたね

あと一か月でお盆。そして9月にはほっぷも一才になります。

時がたつのははやいと実感している今日この頃でございます。

さて前回のブログ後に嫁さんに内容を見てもらい意見を聞きました

するとこんな答えが

「そいやなんで鍼って効くの?マッサージとなにが違うの?」

・・・

確かに鍼の本数とかのブログ書く前になんで鍼って効くのかということを説明し忘れていました!!

それらしいことを今までのブログにはちょびっと書いているのですがちゃんと説明するのは初めてだと思います。

と、灯台下暗しってやつですね笑

今回は鍼とマッサージとの違いについてをテーマにいたしましょう!

どちらが体に効くかと聞くと鍼灸師なら鍼!と、マッサージ師ならマッサージ!というのでキリがありませんから両方のいい所をお伝えできるニュアンスでお届けしたいと思います。

※どちらが体に効くかと聞くと鍼灸師なら鍼!と、マッサージ師ならマッサージ!というのでキリがありませんから両方のいい所をお伝えできるニュアンスでお届けしたいと思います。

鍼とマッサージの効果の違いについてしばしば質問を受けます。

来院された患者さんからよく耳にすることがマッサージでは効かなくなったから来た、マッサージよりも強い刺激が欲しいというお声です。

たしかにマッサージよりも鍼の方が痛いけどよく効きそうってイメージってありますよね。

それに補足するように鍼灸院に来られる患者さんの傾向として筋肉の痛みや疾患を訴えられる方が非常に多いです。

マッサージでは届かないような筋肉の奥まで鍼を刺してと希望される方も多数みえます。

難しい話では伝わらないと思いますので私なりに簡単に説明しましょう

ずばり!鍼とマッサージの違いは筋肉の奥まで届くことではありません!!

①鍼=養生と予防、マッサージ=疲労、即効

イメージとしては鍼はすこしずつ身体を良くしていく、マッサージでは一時的な快楽といったところでしょうか。

正直な話ですが、例えば五十肩の肩の可動域を即座に獲得したいときはマッサージの方が有効です。

しかし、それはあくまで即座なのです。

鍼は逆に徐々に肩の可動域を拡大していく。

すぐに鍼でも結果を得られることもあります(急性のぎっくり腰などは鍼の方マッサージよりもはるかに有効です)が、鍼の本質は養生と予防にあります。

筋肉を目的とした鍼を打つ場合もありますが、各所のツボを用いて、その人の身体がどう弱っているのか?逆にどこが強すぎるのかを調整できるのが鍼のいい所だと私は感じています。

これもイメージで言えば押してもだめなら引くっといったところでしょうか。(引くはあくまでイメージです)

マッサージは押すことしかできませんが鍼は押すことも引くことも可能なんです。

もうひとつ違いといえば

②刺激量の効率

マッサージが終わったときって身体がだるくなったり、揉み返しが来たりしていませんか?

これは悪いというわけではありませんが神経学的上では刺激過多と分類されます。

鍼にも「鍼当たり」などといった言葉があり、治療後にダルさを覚えることがあります。マッサージとは多少だるさの種類が違いますが元は同じと考えてもよいと思います。

正直これも刺激過多の分類です。

ですが決定的に違うのが刺激過多になる過程時間です。

マッサージでは揉まれすぎたり、長時間の手技を受けた際になりがちですが、鍼では身体に5か所打つだけでもダルさはでます。

所要時間でいえばおおよそマッサージを約1時間、鍼では約15分なんです。

ダルさの種類に違いがあれど刺激過多になる時間で言えば約1/4ほどの違いがあります。

鍼はあれだけ細く、軽い刺激なのにマッサージよりもはるかに効率よく刺激量を提供できるのです。

③脳血流量の調節

よく私のブログで出てくる言葉である脳血流量。

実際に脳への血流ってあまり自分でもわかりませんよね。私も自分でわかりにくいところであります笑

自分の身体って自分ではあまりわからないものです・・・

しかし実感できるポイントがあるんです。

それは姿勢です!

これは脳の血流が良いと頭が軽くなっていることとつながります。

例えば筋肉をほどよいマッサージしてもらったあとなんかはその部分が軽く感じますよね。それはその筋肉の血流が良くなり自分で動かしたときに軽く感じるあのかんじです。

これは脳に置き換えても同じ話です。

脳の血流が良くなれば頭が軽く感じます。

頭が軽く感じれば頸椎や胸椎への負担も下がり、前傾姿勢や猫背をつくりにくくできます。

今日は頭が軽いわーって日は脳の血流がしっかり循環している日ということなんです。

余談ですが、この頭が重いという症状は日によって変化します。季節や天気で左右するんです。梅雨や雨の日なんかは気が重いという表現の通りまさに頭も重くなるのです。

また頭の重さは感情によっても変化します。ネガティブ思考の特有な症状のひとつなのです。昔から頭が重いと脳がたくさん詰まってるというのは実はなんの根拠もない話なんです笑 むしろ我々治療家からするとあまりいいことではないんですよ。

話を戻します。

なんか今日姿勢がいいわって日があったらそれはあなたの脳の血流が良い証拠なのです。

鍼を治療で使う際にはこの脳血流量をあなたの中でしっかり稼働させることを得意とします。

実際に治療後はほとんどの患者さんの姿勢って良くなるんですよ!!

逆にマッサージの終了後は身体がだるく感じることが多いと思います。

これは鍼の刺激がマッサージの刺激と違い、脳を刺激することに長けているからなんです。

鍼を打つだけで姿勢が良くなる。大げさな表現ではありますが、事実としてみなさんにお伝えしておきます。

 

いかがでしたか?

鍼とマッサージの違いについて今回はかかせていただきましたが、正直これだけの文章ではまだ足りないと思います。(表現も下手ですみません・・・)

どちらがいいとかどちらが悪いとかの話ではなくあなたの症状にはどちらが適切か?を少しでも見分けていただければこのブログを書いた意義となります。

ではまた・・・

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